時代が迷いと煩悩に

 

 

 

東京も 大阪も 京都も 千葉も

ふと歩いていると そこにいる自分がまったくしっくりこなくて それに気づいた途端にすべてがよそよそしく 自分が地面や空気にまったくなじめていない異物のような そこにいることをとても怖く思うような 今すぐ帰りたいけれど一体どこへ帰ればいいのか どこへ帰りたいのかそれすらよくわからないそんな感情に襲われる たぶんこれがサビシイって感情なんだとおもう

そんな風に怖くなっちゃったとき わたしには宇多田ヒカルの音がすごく特効で

安定剤というより羅針盤なんだ

本当にいろんな場所でお世話になっている

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あなた は電撃みたいだった

はじめて耳に入ったのは何気ないいつもの新幹線の中で 何度も繰り返し聴いてしまって気づいたら大阪に着いていた  小さなころからと今までとこれから その東京のぜんぶのことを思った 最初の東京なんてもう思い出せもしないのだけど  20代前半のある時期かなり失踪癖があって 今も何か得体知れない焦燥から遠くへ逃げ出したいと思うことや どこにいても何のためにここにいるのかわからなくなるときも未だにたまにあるけど やっぱり最後はここに戻りたいと思える わたしにとっての あなた とはたぶん わたしにとっての東京にいたいとおもう理由すべてのことをいう それに仮にわたしが遠くへ行ったとしてもきっとぜんぶが大丈夫 なぜなら遠くとはそのほとんどが実際はそこまで遠くはない場所のことを指しており 現実は取るに足らない距離のことだから   そんなことをおもう

 

 

パクチーの唄も 他にも本当にたくさんあるんだけど

道とThis is Loveとあなた このみっつは本当に殿堂入りで

あなた はとくに とくべつ

 

 

みんながいろんな場所で サビシイ気持ちになってしまったとしても  みんなにとっての "あなた"  帰る理由を見失わずに無事に戻ってこれたらいい

みんなが みんなにとっての "あなた" に これからも何度でも 再会できたらいい

そうおもう