人格を自動翻訳に乗っ取られたカタツムリの近況vlog

 

ええ  そう   こんにちは

私は最近とてもお天気が良くて  創作活動が捗っています

 

現在は五日ほど前から バカンスをしています

主に窓辺のソファで座ったり横になったりしているのですが
これは文字通りの意味というより 慌ただしい現実から脱出するためのひとつの計画とも言えます

つまり私は今 ええ  いつものことですが 快適で風通しの良い殻に閉じこもるカタツムリのようです

 

では  以前より取り組んでいたサソリと魚のストーリーの進捗状況についてお話しましょう

最近は計画を進めるよりも 意図的に立ち止まり インプットを増やすように心がけています

上手く説明はできないですが そうするべき時のような気がしています

 

おかげでこのバカンスはとても充実した日々になりました

今回の図書館では 砂漠の図鑑や  ちょっとした豆知識    アンデルセンの本などを借りました

この写真では泉から酸が吹き出しています
私はこれらの絶景を収めた世界の写真集がとても好きです

ああごめんなさい ここでは映像は見えませんよね まあ良いでしょう

それとおきにいりのオートミールチャイクッキーも
はい それらすべては私の創作活動にとても役立っています

 

それから 芸術的な活動を発信しているコーンウォールの女の子のチャンネルもよく見ています

彼女はよく海や大学へ出かけ ベッドの上でノートを開きます 本当にたくさんの予定を同時にこなしているんです

彼女のクリエイティブな暮らしは  インスピレーションとモチベーションを同時に刺激します

 

私の言葉が独特な機械音声のように感じるのは恐らく 自動吹き替えされたYouTube動画を朝から見過ぎたせいでしょう

文面からは見えないと思いますが ジェスチャーが増えたのもそのせいです
まるでGoogle翻訳された文章の人格を  カメラに映しているかのようなんです

だからあなたは今  私が実際に話していることよりもずっと 少ないセンテンスを目にしているはずです

 

でも確かに ああ 影響され過ぎるところが私のあまりよくないところだと思います

彼女の本当の声を知らないことは残念ですが でもとにかくこのバカンスはとても楽しいです

 

今夜はこれから少しワインを飲んで また独創的なアンデルセンの本を読みます
月が語るのは夜に合いますし なにより今の私のテーマとすごくマッチしています

 

明日の朝まで目を休め  読書やアイデアに専念しようと思いますでも

チャーミングな彼女の動画はとても魅力的です  なぜなら 
イングランドの海辺でウミウシを描きながら 日本のカタツムリをこんなふうにしてしまうのですから ええ 

 

では また次の動画でお会いしましょう
ああ すみません 今回はブログでしたね

みなさんの残りの一日も良い日になりますように

さようなら

 

 

 

 

 

キャラデザ

 

潮騒と砂丘のキャラデザを見たいと言ってくださった方がいらっしゃったのでかいてみました

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人間と魚類の禁忌について夜な夜な研究していそうな不気味な男たちですね

 

いつも小説では、キャラクターの外見は必要な場合のみ、本当に最低限しか描写しないように気をつけています

(そのほうがイイというわけではないよ、ただのワイのスタンス^^)

 

ところでこの二人のうちどちらかと一晩同じ箱に閉じ込められたのち結婚しなければならなくなった場合、あなたはどちらの男との人生なら耐えられそうですか?

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左の男は乾いていて毒があり、努力しているつもりなだけで家事ができません

おきにいりの対象に対し地の底まで執着するので厄介ですが、毎週日曜日は料理人によるすてきなディナーを開催してくれます

(なお、お気に入りのあなたが欠席すると黙って不機嫌になり毒を撒き散らします)

 

右の男は魚類なので湿っていて生臭いですが、白米が炊けます

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彼は社会性もあり優しく、自由を尊重してくれますが、エナドリを飲む度に「夜が来ない」と大騒ぎであなたに電話をしてくるでしょう

(なお、お気に入りのあなたに対し常に早口のトンチンカンでうるさいです)

どちらの男も言葉は通じますが、独自の暗号化された言語を用いるため会話はほとんど機能せず、あなたの翻訳・調教能力が試されます

 

ちなみに私のおすすめは断然右です🐟

左を選ぶと更に性格の悪い同じ顔がもう一匹、義弟として付属するでかすぎるデメリットがあります

 

 

 

 

 

傾いている

 

また ペンを置く


傾いている 貝が傾いている
水面を見ると 傾いていたのは水槽だった

位置を直す
それでも水は傾いている
しゃがみ込むと 傾いていたのは床だった

角を合わせる
それでも板は傾いている
外へ出ると 傾いていたのは地面だった

 

俺は海へ駆け出す

傾いている 水平線が傾いている
背骨を正すと 傾いていたのは俺の体だった

仰ぎ見る
それでも三日月は傾いている
まばたきしても 傾いたまま地を見下ろし笑っていた

 

傾いていた
真っ直ぐに立つ俺だけ 傾いていた

 

 ※※※
 

「さぁ、皆さん集まってご覧なさい。今作は筆の進まない焦りから、身の回りのあらゆる角度を疑い始める男の姿を見事に表現していますね。また、同じ向きで生きたがる生物に特有の、天地という概念も非常に興味深いです。我々にとってごく自然な傾きも、ガラスを歩けない彼には異様に見えてしまうのでしょう。もっとも、こちらから見れば傾いているのは彼の方なのですが……。そんな認知の食い違いが、反復のリズムとともに浮き彫りになっています。
 
 この詩から私たちが学べることは少なくないですよ。オペルクルムを積極的に開き、上下にとらわれず前へ前へ、柔軟に他者や物事を見てみましょう。世話好きな彼の教えが伝わってきますね。あら、机が見えない?どうぞ私の殻へお上りなさい。ええ、まさか作品に出演できるなんて、たいへん光栄です。ささ皆さん、読めましたらお食事に戻りますよ。まずはぐるりと、ガラス面から参りましょう」


 

 
 

8月のどこかで強烈な腹痛に襲われた時の個人的な観察記録

 

真夜中3時
呪物みたいなまどマギのファンアート描いていたところ、突然の腹痛で七転八倒
10段階のスケールで7か8
初めて自分から「誰かマーゲンチューブいれてくれ!」と強く願い、脳裏にキューべぇの瞳が浮ぶ
(◕‿‿◕)
 
救急を呼ぶか迷っている間に、「今朝は自分で自分にテキベンしてオペに間に合わせた」という外科ドクターの武勇伝を思い出し、最悪水槽のぐっぴぃたちのブグブクチューブで自己対応いけんじゃね?と思いついた
(読んでくれている人へ:自己対応は絶対にやめ、救急車要請・または7119に相談をしましょう)

妄想は更に進み、下手したらロングチューブかもしれない……したら何センチやろ……と気になってきて、自分の鼻から腸までの長さを想像しながら朦朧と過ごす
なぜか、やけに目が見えない
眠いならと思う気持ちと、このまま寝たらどうなるんだ?をぐるぐる考える
 
搬送先にまず某センターが浮かび、部屋の中のレイアウトがどんな感じか、コンビニは充実しているのか、しろたんやしげのりは持っていけるのか、持っていった場合自分は社会的にどんなふうに見られるのか、あれこれシミュレーションしていた
今振り返ると、単に血圧下がっていたんだろうなと思う

しろたんを頭で押しつぶしながらひたすら耐える間、人間こんなふうになったら小説なんて書けないんやなと思ったけれど、いやマーチューさえ入れてもらえたらレントゲンの待ち時間でも書ける筈とすぐに思い直す
ぐるぐる考えている自分をすぐそばで眺めながら、この人が絶望することはもしかしたら無いのかもしれないなと予感がした
その間の私本体はというと、痛みで何度も寝返りを打ち、お腹をグーで叩いて必死に耐える

うるさくうめいている間に、いつのまにか眠ってた

 

7時
パチリと目が覚めると腹痛は過ぎ去り、だるみざわしげのり氏のご登壇を全身全霊の拍手でお出迎え
単に大腸の左側が調子悪かったんやとその時は思った
久々に濃いめの死の匂いを嗅いだ気がして疲れている

午前中いっぱい横になって小説を書いて過ごし、昨日の痛みから来る疲労と倦怠感を味わう
それでも元気は戻ってきた気がして、約束があったため外出
 
14時半
外出切り上げ
楽しい場に不穏なかほりだけ残しひとり撤退
お食事会やったのに申し訳なかった

帰りの道中、ふたたび昨夜と同じ場所に激痛と吐き気
10段階のスケールで9
昨日よりずっと痛い
まっすぐ歩くこともできず、足を踏み出すたびに痛みが響く
 
前屈みで進んでいると足に力がなくなってきて、いつもの便所サンダル(人ん家に便サンでいくな)のつま先から、だんだんと色が悪くなっていく指が見えた
血圧が下がっていることを自覚
(読んでくれている人へ:こういう時に立ち上がるのは絶対にやめましょう)

ここで腸やなくて、胃か若しくは膵臓も脳にチラつきだして怖くなってくる
駅から家までのたった5分が歩けない
タクシーで帰ろうと思ったのに、ローソンでポカリ買ってる間におっちゃんが忽然と消えている
GOタク呼ぶより歩いた方が早そうでなんとか牛歩で帰宅

横になってみると、左のお腹だけがポンと腫れてる気がして一瞬怖くなるが、よく考えると単に太っているだけなのか違いが分からず、久々に脂肪を不便に感じる

当番医を検索
やっぱり昨日の夜に思ったところだったのですぐに受診の流れをシュミレーションする
日曜でも消化器内科のドクターがいた記憶が昔にあった
大正解だけど、あのグリーンの椅子に座って待つのは到底耐えられないと思い、もう少し様子見る判断
(読んでくれている人へ:こういうのはほんま様子見ない方がいいよ!)

2時間睡眠

18時
痛みはだいぶ治まっているけれど、まだ違和感と倦怠感
スケールで3
でもさっきよりずっと良い 悶える感じはない

土は1日でカラカラになるため、仕方なく前屈みのまま庭に出て水をやり、水槽の様子もチェック
そうこうしている間にだいぶ良くなってくる
楽しみにしていた生の秋刀魚が冷蔵庫にあるけれど、食欲はまったくない

アセスメント結果、単に胃腸炎やと思う
明日まで続いていたら受診検討…

数日後
結局病院には行かなかったけれど次の日には良くなった
もう全く痛くないし、何も問題はない
けど1年に一度くらいのペースでこういう腹痛をいつも同じ場所に感じるので精査はそのうち必要な気がする
たぶん腸の構造がいけない
それかやっぱり、脂肪のせいということにしておきたいけど…

現在
腹痛にのたうち回る自分を鼻で笑い、変なこと考えて心のバランスを取ろうとする自分を更にその外側から記録することで、痛みと恐怖に堪えていたあの時の自分を思い返しながらこれを加筆修正した

痛みが治まるに連れて記録がやけに雑になるのは、もうその頃には他のものの観察に夢中で、既に自分に興味を失っていたからだと今は思う