上海蟹

 

 

大好きなアプリNetflixで21日にエヴァンゲリオンが遂に配信されてからおそろしいほどずっとみてた

配信開始は去年の夏ごろに発表され それからずっとたのしみにしていたのだ

1話30分を見るのに1時間以上かかり 繰り返し巻き戻しながら噛みしめるように見てやっとエヴァンゲリオンという物語の8割が理解できた気がした 26歳にしてようやく

今年は本格的に暑くなる前に見れて良かった 時期を間違えるとエモーショナルで死にそうになる

 

 

今日は 千代田区生まれ銀座在住のものすごいマダム(お年9△歳)たちと チャイニーズ△△△△の巣窟のようなお店で(あくまで"ような") 中華料理をごちそうになった

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全部がものすごい見た目だったのですが メンツ的な事情で写真が撮れず残念だった 杏仁豆腐だけ

 

私が  北京ダック食べたことない と言って それなら行きましょう と誘っていただいた会だった

まわるテーブルにすごくわくわくしている旨を伝えると  ボーイが取り分けてくれますから まわるテーブルはありませんよ とすこし笑われた 高級すぎる中華料理店はテーブルがまわらないことをその時知った

 

中華を食べに行くに相応しい服を新調して そういう化粧をする おしゃれしていくという身支度の過程がたのしかった 

 

身のこなしや考え方に学ぶ

素直であることや 率直であること おもしろおかしく からりとしているのに 絶対的に染みついた気品があり  子どもらしいのに 暗闇のような部分や 悲しみが時折見え隠れする その感じがとても不思議な体験だった 

これらのすべて  魅力  というやつなんだと 今書いてて思う

魅力は年齢になんら関係が無いことが 目の前に説得力を持って理解して 生きることがもっとたのしみになった

 

たいくつな話題のとき私は 黒いチャイナドレスを着た女性店員のスリットから覗く足や 燕尾服を着たボーイの身のこなしばかり眺めた

 

生活の線上に当たり前にあった戦争の話や 当時の神社について聞いた 戦争の東京を我に返ったようにおもった  なにもわからないけれど おそらくずっと幸福なんだ と思ったら 東京のこと今よりすこし大事に考えようと思った

 

店のあるホテルのエントランスで見送りをする際   電車はきっと混むから 車で帰るように言われ 六本木から自宅までタクシーで帰った びっくりするほどお金がかかった いただいたお金が余ったので タクシーのお姉さんにすこし渡した 帰りが大変で申し訳ないと思った

首都高から見る東京タワーがたぶん1番美しいのだと思った

また来年も会いましょうと言われてうれしかったけれど すぐに 後何年会えるのか を考えてしまって すこし悲しくなった

こんなにしてもらって いったい私は何で返したらいいのか 今もずっとわからなくて これに書き残している

 

ただ ずっと生きていてほしいとおもった たぶん 私はまだわかっていないから その人が変わらずこれからも 何年も生きるものだとおもっている

 

 

知らない世界はどこまでも広く高いことを知って ちょっとさびしくなったけど べつにそこまで気にしてもない

 

問題の北京ダックはそこまで美味しくはなかった

上海蟹が食べたい

 

ずっとよくわからない1日だった