人間の弱さについて
おそらく3歳?から見てたエヴァ…
25年の幕引きに立ち会ったのさ
Qのときは学生だった あの時は世界最速の回を見たんだけど、今回は公開日が急に決まったから勤務入ってて
職柄なのかエヴァを楽しみにしてる人けっこういて、当日はみんなソワソワしてた
公開次の日の朝一番からみてきました
四方八方見るからに頼もしいオッサンばかり
オッサンがみんなシーーーン…と、平日早朝の箱に収まってて、みんなぜんぜん動かなくて
上映前みんな ""出撃…"" みたいな顔して着席して 完全に""整えて来てる""感じでね、公開次の日の朝一番だからか もう、いにしえのオタクたちしか集まっていない感じが
そんなみんなが動き出したのはたぶん2時間くらい経過したとき。3時間弱に及ぶ上映で後半はほぼ尿意との戦いと初日の方たちにいわれてたけど、やっぱり男性の膀胱って女性より容量少ないんだ! などと頭の隅でどうでもいい医療の知識も浮かんで
私はもうずっと感極まっていました
泣けるシーンはとくにないんですけど、自然と涙が出て
長い時間がそうさせる というより
なんていうか エヴァは人間の心の弱さや 人への渇望と恐怖の矛盾がテーマだからか キャラクターへの愛着も強くて
みんながこの世界に生きている気がする、というよりは、キャラクターをみてると あ、この怒りや悲しみは身に覚えがある気がする。みたいな
なによりキャラクターを通して監督が透けて見えるんです
キャラクターは全ていろんな監督で、これはぜんぶ監督の恐怖や葛藤なんだろうなって
アニメ版や旧劇場版のときは、監督本当にやばいんだな…ってみんなしみじみ感じていたと思うんですけど、今回はね 監督あれからどうですか?って答えをなんとなく貰えた気がして
だからこそキャラクターの成長や幸福にいちいち感動したんです
結婚するとクリエイターはダメになる、だから監督になりました。みたいなこと庵野監督いってた気がするけど、ご結婚されたからこそのこの終着は本当に、モヨコさんってどんだけの存在なんですか…?? って
モヨコさんは、学生時代に学んだ家族論っていう講義の教材で配られて知って
私的に魔女みたいなイメージがあった
作品をみて、作者が透けて見えるような作品って本当に至高だと思うんですけど、一度全てのプライドを捨てた、捨てざるを得なかった人だけが出来ることのような気がしててね、純粋なまま地獄を突き進めた人だけが到達できる境地のような
しかも最近思うのは、それってモノを作る人限定というわけじゃなくて、そういう類の人の鋭い瞬間っていろんな場面で出会ってた気がする
ちょっとした所作とか、たった一言とか
なんの話だっけ
まあ 弱い人間って強い人間と同じくらい魅力的なんだなあって
しかもそれは同一人物で、ただ瞬間が違うだけな場合がほとんどだから、人間って本当にステキだよな
わしはそんなことを知ってね
↓この下ちょっとネタバレかもしれないから注意
今作でずっと謎で意味不明だったキャラクターの本性、弱さみたいなんが25年経って明らかになるんだけど、
これでこのキャラクターのこともっと好きになった人たくさんいるだろうなってすごく感じたんですよね
クゥ〜〜〜〜!!!! って
そんで改めて、人間の弱さって 全てをひっくり返してしまうくらい強烈なパワァ~でもあるんだなあと強く感じた所存
だから自信持ってこのまま強く生きていこう
わしあと3回くらいは映画館でみたいなあ
まじで見てもなんもわかんないから…
なに見せられてるのかもよくわかんない映画(笑)こんな映画にあと何回出会えるんだろう…
すごく大事な友人に結婚報告されたときみたいなうれしさとさびしさ… この感情に尽きるんだ
↑これは映画館のスピーカーで浴びるまでバカみたいにずっとガマンしてたあまりにもあまりにもかっこいい宇多田あまりにもかっこいいヒカルの主題歌
2番から更にかっこよくなって本当に困るから